2009年12月1日火曜日

ラックマウントサーバーをつくってみた

サーバといえばかっこいい筐体。しかし現実はいかのとおりであった・・・。これはいけない。無駄にでかいことは写真からは伝わらないと思うが、それを抜きにしても謎の穴!じつはこれ、この間までここから電源装置が見えていた。しかし、1TBのハードディスクを増設した時に、電源装置のコードがそれにとどかず、やむを得ず場所を移動。その結果が
おわかりいただけるだろうか。中に居るのだ。このような構造のため、中吸気中排気という、自作PC'erがきいたらぞっとするような構造となっていた。CPUがAtomであるため、そちらは50℃弱だが(しかしAtomにしては高すぎる)、中の空気が恐らく30℃前後になっており、相当過酷な状況だった。
さらに、今回プリンタを購入したがこれの距離が少し離れており、できればサーバを近づけたかったけれど、残念ながら筐体が大きすぎてプリンタ周辺に配置する事が難しいという背景もあり、新しいPCケースをつくることにした。
しかし、時は師走。財布が出費を許さないので、捻出できる経費は2,000円。これでいかに格好いいマシンをつくるか。しかも、名前的にラックにしたいという兼ねてからの願望もあった。

設計
まず、マザーボードをどこに設置するかが問題である。ケーブルの長さで電源の場所が左右されるほど短いので、これが全てを決定するといっていい。
ここはありえない。

複合機でなければ可能ではあった。

ここがいい。机の横なので、少し目線を動かしただけでサーバが見える。物理的に見える必要は必ずしもないが、やはりかっこいいサーバにするなら見えていないと面白くない。


施工
とりあえず、2000円という予算なので、ダイソーにて以下の品を買ってきた。


鉄製のラックのパーツ。案外ダイソーでもこういった本格的なものが売っていて、わりとしっかりしている。今回はこれだけで、ラックマウントサーバを作成することにした。なお、25センチポールは、黒が七本しかなかったため、一つをとりあえず銀で代用している。また、この中にあるフォトフレーム(今回唯一の200円商品)は、スペースの関係上、サーバに使用することはできなかった。


ひとまずラックを組み立てた図。上、中、下段の3段に分かれている。サイズは奥行15cm、幅30cm、高さは25*2 + 47 = 97cmと、相当な高さになった。上下の高低差が激しいので、下のほうの段は単なる収納として作った。
ここでわがサーバ、limeの構成について書いておく。

マザボ:Atom 330
 CPU 1.6GHz (Dual Core)
 100base LAN x1
メモリ: DDR2 512MB
ストレージ:
 SATA HDD 1TB
 IDE HDD 120GB
 IDE HDD 80GB
電源装置:
 一切不明(2001年に、近所のPC屋さんが組んだ安いPCを買ったが、それについていた)
 推定年齢7〜8歳

基本的にリモートアクセスするだけなので、入出力装置は普段は一切ついていない(ただ、今回はプリンタをつけるので出力装置は増える)。早速、これらのパーツをラックにマウントしてみる。

このようになる。ケーブルはまだほとんど接続していない。マザーボードは、上部の47cmのポールを補強するためのパーツに、結束バンドでマウントした。電源装置の関係で、やはりすべてのパーツが上に集中、中段と下段がぽっかり開いてしまった。
これにすべてのケーブルを適切に接続すると、以下のようになった。
できるだけスマートに収めたかったが、ケーブルの硬さと短さがネックになりハードディスクを立てざるを得なかったなど、いろいろと問題が起こってしまった。しかしながら、インテリアとしても優れた、今流行の「スリム型」「タワー型」PCよりもスリムでタワーなラックマウントサーバができたと思う。

おまけ

先日Mac Book Proを購入したが、付属のソフトをあまりつかいこなせていない。そこで今回は、動画や写真をiPhoneで撮影し、iMovieを用いて一本の動画にまとめて、Youtube(Youtubeで見る)やニコニコ動画(ニコ動で見る)にアップロードしてみた。上の繰り返しになるが、3分ほどの動画なので時間があればぜひ。

0 件のコメント:

コメントを投稿